クラシック音楽の新しい聴き方を提案する、ポストクラブ時代のトーク&リスニングイベント<爆クラ>。ウェス・アンダーソン監督の『フレンチ・ディスパッチ』のヒットで、再度、大注目のパリ/フランスカルチャーにかこつけて、みんな大好き!!! フランス近代音楽についての魅力分析を、文化史と都市論、教育論も含めて展開していきます。
そう。なぜ私たちは、未だにボーダーを着てベレー帽を被り、レペットのバレエシューズを履いて、コンビニではエクレア、カフェにてディアボロマント(ミント水)を頼んでしまうのか? 私たちを含め、文化史の中で魅力の大山脈を形成するフランス文化ですが、その中心に屹立しているのがフランス近代音楽の楽曲たち。
ドビュッシー、ラヴェル、プーランク、シャブリエ、タイユフェール、サンカン、ミヨー、トマジなどなど。人類の平和とユナイト、宗教観などという壮大でご立派なテーマとは一線を画すフランス近代音楽は、大衆の日常、個人の心証、都市生活とリゾートの自然などの「プティ・パラディ」な美学が身上なのです。
ゲストは、注目の若手ピアニスト、ロー磨秀さん。ドビュッシー命を標榜し、ピアニストのキャリアと並行して、シンガーソングライターとしてもマシュー・ロー名義で活動中(EPO系のシティーポップ!! 凄く良い!!!!)であり、その才能は、テレビドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の挿入歌の作詞にも至って大活躍。その一方で、ピアニストとしては、パリ国立高等音楽院のピアノ科および修士課程を、審査員満場一致の最優秀および首席で卒業したという、名実共にフレンチ・ディスパッチな才能なのです。
調性がくるくる変わってカラフルでおしゃれ、そして、一風変わって魅力的な美メロなど、ポップスワールドの名曲たちに通じる現代的な音楽群をともに語っていただく所存。ちなみに、ロー氏、フランスとのミックスでは無くて、お父様がイギリス人。昔から対立関係にある英仏問題もぜひ、伺ってみたいポイントです。
ちなみに、この3月27日(日)には、東京オペラシティ コンサートホールにて不肖、ワタクシめがプロデュースする『湯山昭の音楽』コンサートが行われますが、彼のリサイタルを聴いて、その軽快でソリッドなリズム感とエモ感に感動し、演奏依頼をさせていただきました。湯山昭の楽曲は、藝大作曲科池内友次郎門下、フランス近代音楽センスバリバリでもあるのです。
是非、バラの香りがたゆたうドミューンスタジオにお越しアレ。在宅でのストリーミング視聴の方は、ボルドーの赤かブルゴーニュのシャルドネをご用意の上、お楽しみ下さい。
■ゲスト:ロー磨秀
桐朋高等学校音楽科に特待生として入学し、ピアノ科を首席で卒業した後、桐朋学園大学音楽学部を経て渡仏。パリ国立高等音楽院のピアノ科および修士課程を、審査員満場一致の最優秀および首席で卒業。
数多くのコンクール歴を持ち、2012年には第8回ルーマニア国際音楽コンクールで第1位とグランプリ(最優秀賞)を受賞した。また、2015年第1回デュオ・ハヤシ・コンクールで第1位を獲得したほか、日本国内では、2006年第60回全日本学生音楽コンクール東京大会・全国大会第1位、2007年第3回PTNA福田靖子賞(第1位)受賞、2009年第33回PTNAピアノ・コンクール特級銅賞および聴衆賞を受賞した。
ヨーロッパ各地でリサイタルを開催しており、帰国後は東京を始め活躍の場を拡げている。
室内楽ではこれまでに、篠崎史紀、木越洋、伊藤悠貴、弓新、正戸里佳、上野星矢、吉田誠等と共演している。
ピアノを勝又浅子、今泉統子、高良芳枝、二宮裕子、ジャック・ルヴィエ、オルタンス・カルティエ=ブレッソン、フェルナンド・ロッサーノに師事。
2021年9月、配信済み音源にボーナストラックを加えたクラシックアルバム『Mélangé』でCDデビュー。
また、シンガーソングライターとしての一面を持ち、自身の作品を披露し人気を集めており、メディアへの楽曲提供なども行っている。2019年12月にPOPS配信シングル「 Want Money / Last Song 」を皮切りに連続シングルリリースを行い、新人ながらにサブスクのプレイリストに多数入る。20年6月にはPOPSアル バム『LOST2』を配信リリースし、収録曲が日テレ「バゲット」同年11月度エンディングテーマ、セキュリティソフト「ノートン」のWEB CM等に採用されるなど注目を集めている。
TBSラジオ「アフター6ジャンクション」出演や、NACK5「キラスタ」ではパーソナリティの代役を務めるなど、メディア露出でも抜群のトーク力で好評を得る。
2021年6月には、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(カンテレ/フジテレビ系列)の挿入歌の作詞を担ったことでも話題を得ている。
2021年9月、MBSお天気コーナー秋のタイアップ曲「Promenade~秋晴れ~」を書き下ろし、翌月にデジタル配信された。
Twitter @matt_and_co
Instagram @matthewlaw_music
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