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爆クラアースダイバーvol.2「彫刻家のアトリエで、ステレオサウンドを聴く 〜ストラヴィンスキーとか、人の声とか……」 開催決定!

爆クラアースダイバーvol.2

「彫刻家のアトリエで、ステレオサウンドを聴く 〜ストラヴィンスキーとか、人の声とか……」

東京インディペンデント参加作品 作品番号612

協力:辻調理師専門学校/JANAT/FEMMES DU MONDE/岡山県井原市/上野桜木旧平櫛田中邸/NPO法人たいとう歴史都市研究会/一般社団法人谷中のおかって



 その土地や場所が持つ温度、空気感、匂いなど地場の魅力を全身で感じながら、五感+アルファでクラシック音楽を聴く試み<爆クラアースダイバー>。

 湯山玲子(サウンドアーティスト)のコンセプトワーク、選曲とともに、石黒謙(サウンドシステム)によるこのプロジェクトは、昨年12月に岡山県倉敷市児島にて、音響装置を仕込んだ遊覧船を走らせ、瀬戸内海のサンセットと工場夜景を、夜風と空気、波の揺れ、エンジン音が音楽と溶け合っていく、という初冬の瀬戸内海の、今ここにしか存在しない環境を作り上げました。


 そして、その第二弾の“場”として選ばれたのは、日本の近代木彫を発展させた彫刻家である平櫛田中の旧居宅。上野・谷中エリアに現存し、大正当時のアトリエ付住宅の姿を今に伝える自然採光の彫刻室に、昭和40年代初期、日本の家電メーカーが技術の最先端をかけて作ったステレオ装置の数々を設営し、アナログ録音のクラシック音楽をかけていきます。


 戦後、高度成長期という昭和時代、音楽はステレオという高級家電で、レコードとともに「正対して」聴くものでした。しかし、現在の音楽のありさまは、それらがあまりにも容易く、そして膨大に周囲に存在しているゆえに、まるで、ルイジ・ルッソロやサティが切り開いた「聴かれることを目的としない音楽」のような皮肉な状態になっています。


 彫刻室のステレオで、クラシック音楽を聴く・・・・。とこれは、鑑賞する音楽の王道行為。この「自発的聴取」に絡んでいくのが、味覚の記憶。サウンド・アーティストの湯山玲子の記憶の中にある、「ステレオが鎮座した昭和 40年代前半の幻の洋菓子、レモンパイの味覚。辻調理師専門学校の堀田朗子教授の協力を得て再現する、湯山の「私的な音楽の思い出」は、未来も過去もそして現在もない、夢の旅のよう。

 選ばれた時間は、四月の午後から夕暮れ。移ろいゆく光と、音響、紅茶とレモンパイが融合した時間に展開していくクラシック音楽。歴史の中で幾度となく演奏され生き残ってきた曲の数々は、鑑賞者の心の中でどのように響いていくのでしょうか。


■機材情報■

◇スピーカー PIONEER S933 1979年発表 リボンツィーター、ベリリウムスコーカーなど当時最先端の素材のユニットを使った名機 ◇アナログプレーヤー PIONEER PL50L 1979年発表 重量級ターンテーブルにオイルダンプ式アームを組み合わせたアナログプレーヤー ◇プリアンプ DENON PRA2000 1978年発表 最高級フォノイコライザーを搭載した名プリアンプ ◇パワーアンプ Lo-D HMA9500 1977年発表 日立が総力をあげて開発した新素子MOS-FETが世界で初めて搭載されたパワーアンプの名機中の名機


【日時】 5月3日(金・祝) 17:00 Open 17:30 Start 20:00 Close 5月4日(土) 15:00 Open 15:30 Start 18:00 Close


【入場料】

無料 ※下記の、申し込み先からご予約ください

【会場】 旧平櫛田中邸 http://taireki.com/hirakushi/ 住所:東京都台東区上野桜木2-20-3 アクセス: ・JR線「鶯谷駅」北口より 徒歩10分 ・JR線「日暮里駅」南口より 徒歩10分 ・東京メトロ千代田線「根津駅」1番出口より 徒歩13分 ・東京メトロ千代田線「千駄木駅」1番出口より 徒歩15分

【申込み】 5月3日申し込み https://bakucla-earth190503.peatix.com 5月4日申し込み https://bakucla-earth190504.peatix.com ※お申し込みが定員に達し次第〆切りとさせていただきます。 ※平櫛田中邸では、お問い合わせ等は受け付けておりません。


湯山玲子(サウンド・アーティスト)

著述家、プロデューサー。現場主義をモットーに、クラブカルチャー、映画、音楽、食、 ファッション等、博覧強記にセンスが加わった独特の視点にはファンが多い。 NHK『ご ごナマ』、MXテレビ『ばらいろダディー』レギュラー、TBS『情報7daysニュースキャ スター』などにコメンテーターとしても出演。著作に『女ひとり寿司』 ( 幻冬舍文 庫 ) 、 『クラブカルチャー ! 』( 毎日新聞出版局 ) 『女装する女』 ( 新潮新書) 、『四十路 越え ! 』( 角川文庫 ) 、上野千鶴子との対談集「快楽上等 ! 3.11 以降の生き方」 ( 幻冬舎) 。『文化系女子という生き方』( 大和書房)、『男をこじらせる前に』(kadikawa文庫) 等。日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師。(有)ホウ71取締役。クラシック音楽の新 しい聴き方を提案する爆クラ! 主宰。父はクラシック作曲家の湯山昭。


石黒謙(サウンドシステム/ACOUSTIC REVIVE)

日本が誇るオーディオケーブル・アクセサリーメーカー。 その製品は世界各国で高い評価を受けており、フランスの音楽誌diapasonにおいて三度の 金賞に輝いた。創始者である石黒 謙氏はアジア各国で「音神」と呼ばれ、独自の音質向 上術により世界最大のオーディオイベントであるドイツミュンヘンハイエンドショーにお いて関与したブースを450社中最も音の良いブースに与えられるベストサウンドアワード に3年連続で導いた。石黒氏の音響調整技術はオーディオに留まらず、大手レコードメー カーのスタジオやライヴハウスの音響調整など多岐に渡る。


堀田朗子(パティシエール/レモンパイ担当)

1980年、大阪あべの辻調理師専門学校卒業 以来、同校の製菓職員として、東京校(1991〜2002)、フランス校(1986、1993、2011)に勤務、洋菓子教授として後進の指導にあたる フランスでの研修は、ドンブ地方、パティスリー・コーエベルレ。ノルマンディ、パティスリー・デュポン。ブルゴーニュ、三ツ星レストラン、ラムロワーズ。共著「よくわかるお菓子づくり基礎の基礎」(柴田書店)「お菓子の基本大図鑑ガトー・マルシェ」(講談社)テレビ出演、NHK「きょうの料理」、日テレ「どっちの料理ショー」

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